千葉県で一番早く出荷が始まりました

 

 

 一宮・岬梨組合の梨の出荷が7月17日から始まっています。令和5年産の梨は春の暖かい気候で開花が早まったので、その分出荷も例年より1週間ほど早く始まりました。

 千葉県は梨の産出額、収穫量ともに全国1位(令和3年時点)ですが、県内の産地の中でも一番早く出荷が始まるのが同組合の梨です。早出し、大玉、高品質を売りに、ブランド「ながいき梨」の知名度向上を目指します。

 初出荷目前の14日、同組合は一宮町のグリーンウェーブ長生で早生種「幸水」の出荷査定会を行い、生産者ら約60人が果実の大きさ、色回り、糖度などを確認。特に糖度計による検査は13度を超える高い数値を記録し、生産者は果実のできばえに手ごたえを感じていました。

 同組合の沼田伸一組合長は「日照量が多かったため、糖度が高く甘味が豊富な梨が育った。果実の大きさも十分でとても良い品質だ」と太鼓判を押していました。

 「幸水」は約3万ケース(1ケース10㎏)を出荷予定です。「幸水」の時期が終わると入れ替わるように中生種「豊水」が出番を迎え、その次も「あきづき」「新高」と続くので、10月頃まで長期間楽しめます。