JAいすみ管内の農業
千葉県の中央南東部に位置するJAいすみ管内は、いすみ市、勝浦市、大多喜町、御宿町の2市2町で構成され、海、山、森林などの自然に恵まれています。
2市2町を合わせた耕地面積は、田が4,551ヘクタール、畑が956ヘクタールです(2020年農林業センサスより)。耕地の多くは粘質土壌で、この土が農産物を一層おいしくしています。
JA本所があるいすみ市の年平均気温は約15度、年平均降水量は約2,000㎜で、農業に適した環境です。
●主な農産物 ※リンク先で詳細が表示されます
・いすみ米
「千葉県の三大良食味米」の一つで、古くは献上米として活躍した歴史があります。毎年多くの米が「誰が食べてもおいしい」とされる食味値80超えを記録(※)し、科学的な根拠においてもおいしさが証明されています。
※数値およびおいしさの基準は、㈱サタケの食味計による測定結果に基づきます。
県内で生産量1位の大多喜町と、2位の勝浦市が主な産地です。粘質土によってえぐみ(アク)が少なく、身のやわらかいタケノコが育つので、3~4月頃の収穫期には全国から観光客が訪れます。
管内全域で栽培が盛んで、生産量は県内JAの中で2位を誇ります。程よい歯ごたえとほろ苦さが幅広い世代に人気です。苦味が苦手な人でも食べやすい、ステビア栽培ナバナも取り扱っています。晩秋から翌年4月頃にかけての長期間、出荷が続きます。
「大粒でおいしいブルーベリー」をテーマに生産し、近年じわじわと人気上昇中。全国のファンも少しずつ増えており「大きくて驚いた」「甘味と酸味のバランスがちょうど良い」と評判です。6月~8月の出荷期には、管内各地の摘み取り園が観光客でにぎわいます。
1970年頃、JAいすみ管内は県で一番最初にキウイフルーツの栽培が始まりました。現在も生産が続き、生産者は大玉で贈答用にもぴったりな果実づくりに努めています。11月頃に出荷します。
ボリュームのある花弁、芳醇な香り、花もちの良さが市場・消費者から高評価を得ています。フラワーアレンジメントや冠婚葬祭で活躍するので、12月下旬~1月上旬の需要期に集中して出荷します。