スナップエンドウ (4月下旬~5月下旬)

スナップエンドウは、さっと塩ゆですると鮮やかな緑色と甘みが楽しめます。ゆで過ぎると身が崩れ、色も悪くなってしまうので注意してください。ちょっと大きめのものは、天ぷらにするのがオススメです。タンパク質、カロテン、ビタミンB1、B2、C、カリウム、食物繊維等を多く含んでいます。青々とした、艶のあるものを選びましょう。

キュウリ (5月上旬~9月中旬)

キュウリは生食が一般的で、他には漬け物が有名です。特に「ぬか漬け」にすると、ぬかのビタミンB1が浸みこみ、含有量が数倍になります。

また、炒め物等で加熱する場合は、さっと火を通すくらいがオススメです。
キュウリは全体の90%以上が水分で、含有量が少ないのですが、ビタミンC、カロテン、カリウムが含まれています。また、利尿作用や消炎作用があることが知られています。
緑色が濃く、全体に張りがあるものを選びましょう。

トマト (4月上旬~9月上旬)

緑黄色野菜の1つであるトマトはそのままで食べても美味しいというだけでなく、ケチャップ、ソース、ジュースなどさまざまな形で食卓にのぼります。ビタミンA、C、食物繊維を多く含み、トマトの赤い色素「リコピン」には抗酸化作用があります。リコピンは熱に強く、油に溶けやすい性質があるので、炒め物や煮込み料理に使うのもオススメです。
近年では、赤色以外にも黄色やオレンジなど、色、大きさ、形が多様なものが出回っています。全体に色が濃く、ずっしりと重みのあるものを選びましょう。

ソラマメ (5月上旬~5月下旬)

初夏の太陽を浴びて育ったソラマメは、タンパク質、ビタミンB1、B2、Cや鉄分を豊富に含みます。
しかし、鮮度が落ちるのが早く、空気に触れると急速に味が落ちていくので、できるだけ莢(さや)つきのものを購入し、すぐに調理しましょう。
塩ゆで以外にも、天ぷらやポタージュ、炒め物でも美味しくいただけます。
また、皮に食物繊維が多く含まれるので、皮ごと食べるのもオススメです。莢(さや)の色が濃く、艶のあるものを選びましょう。

ヤングコーン (5月下旬~6月中旬)

ヤングコーンとはトウモロコシが成熟する前に若取りしたもので、低カロリーで食物繊維と葉酸が多く、味だけでなく食感も楽しめる、女性にオススメな野菜です。
食べ方としては、ゆでてマヨネーズで食べたり、サラダに乗せたりが一般ですが、皮ごと焼いたり、バター焼きやフライにするのもオススメです。
トウモロコシもそうですが、鮮度が落ちやすいので、保存する場合はゆでて保存しましょう。

カボチャ (6月~8月)

カボチャはカロテンやビタミンC、Eの他、タンパク質や脂肪にも富み、カロリーが高く、栄養満点の緑黄色野菜です。
冬至のころカボチャを食べる風習があるのは、粘膜や皮膚の抵抗力を高め、風邪の予防となる栄養素を多く含むからです。
天ぷらや炒め物など、油と一緒に調理すると食味が良くなるだけでなく、カロテンの体内への吸収率が良くなるのでオススメです。
皮が厚く、ずしりと重く、ヘタが乾燥してコルク状になっているものを選びましょう。

ナス (6月~9月)

ナスは油と相性が良いので、定番料理と言えば炒め物ですが、真夏は特に甘みが増すので、シンプルな焼きナスがオススメです。
少量の油で焼いたナスに醤油をたらすだけでも美味しいですが、さっぱりとおろしポン酢やこってりした肉味噌等をのせたりすることでイロイロな食べ方を楽しめます。
また、漬け物にすると栄養分が高くなり、さらに美味しくいただけます。
黒紫色が濃く、張り、艶があり、ヘタのトゲが痛い位なものを選びましょう。実に比べヘタが大きいものは未熟なものなので、注意しましょう。

オクラ (7月~9月)

オクラを刻むとヌメヌメした粘りが出ますが、これはペクチンやアラビンといった食物繊維でコレステロールを下げる効果があります。他にはビタミン類、ミネラル、カリウム等、夏バテや整腸作用に効果がある栄養素が含まれていて夏場にはもってこいの食材です。
主にさっとゆでて小口切りにして醤油とかつお節で食べるのが一般的ですが、小さめのものを天ぷらや和え物で食べるのもオススメです。
緑色が濃く、角がハッキリしたものを選んで下さい。また、産毛がびっしり生えたものは新鮮な証拠です。

ピーマン (5月~9月)

ピーマンはビタミンAとCを多く含むため、夏バテ対策にはとても効果がある食材です。また、熟して赤や黄色になるとさらに含有量が増します。
しかも、熱を加えてもビタミン類が破壊されにくいため、炒め物にしてもビタミンを摂取することができます。
調理方法としては、肉詰めや、同じ夏野菜のナスと味噌炒めにするのが定番です。色が濃く、肉厚で、張り、艶があり、ヘタの切り口が新鮮でピンとしたものを選びましょう。