1.は種、育苗、八重鑑別、せん定
は種
8月中旬以降から行います。
●プラグトレイ・ペーパーポット・チェーンポットまきの場合
土を入れ、表面を軽く押さえます。種は一つの穴に3粒ずつまきます。
チェーンポット
土を入れ、は種盤で穴を空けて種をまいたチェーンポット
●箱まきの場合
1列当たり60粒ずつ、すじまきにします。列の間は5~6㎝空けます。
育苗
発芽後は光に当て、苗を丈夫にします。ずっと日陰で栽培していると徒長してしまうので注意しましょう。育苗期間は21日程度を目安とします。
また、かん水が多いと①根の張りが悪くなる②徒長苗になりやすい③病気になりやすい、などの悪影響が出るので、天候を見ながら慎重にかん水しましょう。
八重鑑別
幼苗のうちに一重の花を咲かす苗を間引き、人気の高い八重の花を多く生産するための作業です。
●1回目
は種後約1週間で子葉が展開したときに、発芽が遅いもの、苗が小さいものを抜き取ります。
●2回目
は種後約2週間で本葉2枚が展開したときに、子葉の色が濃いもの、丸いものを抜き取ります。
は種後約2週間のときに間引いた幼苗
ほ場準備
肥料は目安として、窒素・リン酸・カリが各1.6~2㎏/30坪程度になるように施肥します。定植の2~3日前に十分かん水し、さらに寒冷しゃなどを張り、ほ場の地温を下げます。フラワーネット(15㎝角、7目)は1段張ります。
定植
畝の中央1列を空けます。風通しが良くなり、病害虫の発生予防もできるので、花のボリュームアップに繋がります。