食味値どれも高く、ハイレベル

 JAいすみは11月28日、JA福祉センターで第18回「いすみ米」食味コンクールの最終審査を行い、花﨑隆組合長ら審査員14人が厳正な審査を行いました。

 出品米の総数は441点。最終審査は、1次審査(生産履歴記録簿などの書類確認)と2次審査(食味計と穀粒判別機による判定)を通過した上位6点を審査員が試食し、香り、外観、味、硬さ、粘りの項目に点数を付けます。

 上位6点の食味値は85から87で、「誰が食べてもおいしい」とされる食味値80を大きく上回りました。審査員は「猛暑や水不足など気象条件が悪い中で、例年以上に食味値が高い米がそろい、栽培の苦労が感じられた。どれも甲乙つけ難い」と絶賛。JAの花﨑隆組合長は「千葉県有数の米どころとして米の販売に力を入れてきた。今後も美味しい米を消費者に提供できるように頑張っていく」と力を込めていました。

 審査の結果、最優秀賞は大多喜町の麻生勇さん。麻生さんは昨年に続く2度目の最優秀賞で、連覇について「いつも『自分は1年生』という気持ちで、他の農家を参考にしながら栽培してきた。また受賞するとは思わず、本当に驚いている」と笑顔で話していました。

 結果は次の通り。(敬称略)

最優秀賞  麻生 勇(大多喜町)

優 秀 賞   高梨 喜一郎(大多喜町)  

      高旨 重雄(勝浦市)

優 良 賞   渡辺 正行(大多喜町)

      太田 雅已(いすみ市)

      渡辺 哲夫(大多喜町)

努力賞   宮崎 邦明(勝浦市)

      元吉 和義(いすみ市)

      磯野 弘幸(勝浦市)

      三橋 和雄(いすみ市)

特 別 賞

 農業事務所長賞   伊大知 兼吉(いすみ市)

 いすみ市長賞  片岡 廣(いすみ市)

 勝浦市長賞   西川 喜芳(勝浦市)

 大多喜町長賞  米本 和弘(大多喜町)

 御宿町長賞   吉野 正樹(御宿町)

 

 食味コンクールの出品米は、地域貢献の一環として後日、管内の福祉施設に進呈します。