千葉県最大の産地 タケノコ出荷中
品質良好 希少な白タケノコも
JAいすみ管内は2025年産のタケノコが収穫期です。千葉県で生産量1位の大多喜町、2位の勝浦市を中心に、生産者が早朝から忙しく作業しています。
管内産のタケノコは粘質土によって身が柔らかくえぐみのないタケノコに育ちます。市場の担当者からは「穂先が黄金色で非の付けどころがない」と品質面で大変高い評価を得ており、売り場ではすぐに買い手が付くほど人気の商品です。
生産者組織であるJAいすみ筍生産組合は、出荷時の規格厳守を徹底し、抜き打ち検査なども行うことで、良質なタケノコの出荷を続けています。大多喜町の生産者は「大多喜町は希少でおいしい白タケノコもとれることで有名な産地。一本ずつ愛情込めて掘り、出荷規格を守って新鮮な状態で消費者の元へ届けたい」と話します。
収穫・出荷は4月末頃まで続く見込みです。
早朝に収穫した掘りたてのタケノコ。朝に収穫することで、栄養をたっぷりと含んだえぐみが少ないタケノコを出荷しています。
市場出荷時は保冷剤を入れ、掘りたての一番おいしい状態を保っています。このおいしいタケノコを掘るために、生産者は収穫期以外も伐竹や施肥などを行い、良食味に育つように心掛けています。
生産者組織「JAいすみ筍生産組合」の役員による抜き打ち検査の様子。選果場に集まった出荷箱を空け、正しい方法で箱詰めされているか、タケノコの状態は良好か、厳しくチェックしています。